「ブログ」というメディアが市民権を得て早10数年が過ぎ、
今では当たり前というよりもむしろ、
FacebookやInstagramに押され気味で
既に「旧メディア」と言ってもいいくらいの
位置付けになっています。
それでも画像をパッパと見せて、
カジュアルな「いいね」をもらうだけのSNSに比べて、
自分の意見や考えを、
しっかり伝えようとするならば、
まだまだブログも捨てたものではありません。
「誰でも発信できる」という自由は、
一方で「誰にでも見られてしまう」リスクと裏腹です。
なにも子供の幼稚園の門が写っていたり、
画像にEXIFが残っていたりと言った
「個人情報」に限りません。
「この人は何を考えているのか」と言った、
書き手の「心の中」まで見られてしまいます。
2ちゃんねるなどの「匿名掲示板」と違って、
ブログは同じ人が書き続けるわけなので、
実名であろうと、
HN(ハンドルネーム)などを用いた匿名であろうと、
読み手は書き手に対し、
一定のパーソナリティを想起します。
これがブログにおける「セルフブランディング」で、
書く内容を意識的にコントロールすることで、
「なりたい自分」を演じられるわけですね。
でも、よくよく推敲しながらマネジメントしないと、
やはりあちらこちらにボロが出る。
中の人の住所や、心の中がにじみ出る。
多くの人は素通りしていきますが、
稀に狂信的、変質的な読み手に出くわすと、
炎上したり、事件に発展したりするというわけです。
意識的に「にじみ出」したり、
「炎上」させたりするのではれば問題ないというよりも、
狙い通りとなるわけですが、
思わず「出ちゃった」、「炎上しちゃった」となると
それは「ブログなんて書かなきゃよかった」
ということになります。
パーソナリティのマネジメントが重要です。
ブログを書いて、ネット上で読み手とやりとりする経験は、
商品説明文を書いたり、SNSに投稿したりと、
ネットで消費者と対峙する担当者にとって、
とてもいい訓練になります。
なので最近、うちのスタッフたちにも
「ブログ書け書け」言ってるわけですが、
主に彼らに向けてという感覚ではありますが、
まとめて書いておこうと思った次第です。
部外者の人にとっては、
後之先の「手の内公開」にもなるわけですが、
有益な情報を公開知とすることが、
インターネットのそもそもの利点であったりもしますので、
ここは1つ、人類に貢献したい!
ということで開陳することを決意しました。
前置きが長くなりました。
えー、今回はここまで(笑)
以上、よろしくお願いいたします。