枇杷。

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びわ。

実家の隣りの小川さんちの庭には、
大きな枇杷の木が一本あって、
いつも夏のこの時期になると、
部活の帰りなんかによく、
友達ともいでは食べてました。懐かしーなー。

娘さんたちが独立して家を出ていった後、
小川さんちはおじいちゃんとおばあちゃんしかいなかったので、
うちの親父が脚立を出して、
剪定とかしてあげてたんですが、
それもあってか、
「カラスとかが食べ散らかす前に食べなくっちゃ」とばかりに、
まるで自分ちの枇杷のように、
勝手に食べてましたねー。(笑)

食べては種とかその辺にプップするので、
よく母親にも叱られたものです。

そんな枇杷が新宿のスーパーでは6個で598円。
1個100円かよw
って感じですが。

実も至って普通のサイズ。
枇杷ってそれほど甘いわけでもないし、
食べやすいわけでもないのに、
この値段じゃ、
枇杷に特別思い入れとかない人にとっては、
ほとんど意味不明に近い価格なんじゃないでしょか。

でもね、
僕なんかはやっぱり枇杷を食べると、
ほのかな枇杷の香りと甘さに、
6個なんてあっという間に食べちゃうんですけど、
夕焼けで辺りがピンクというかオレンジっぽく染まった夏の日の夕方に、
汗まみれで疲れて部活から帰ってくると、
庭先で親父と小川さんちのおじいちゃんが話してたりして、
その横で僕らや弟なんかが、
無心に枇杷をむさぼってる(笑)光景なんかが甦ってきて、
しばしの間、
なにか切ないような懐かしさに、
思わずニヤけてしまったりするのです。

10分600円の時間旅行。
安いもんですよね^^

 


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