平飼いのたまご。


これまで食に関しては、特に妙な政治的ポリシーは持たずにのほほんと生きてきた僕ですが、ここのところ1つだけ、決めていることがあります。「平飼いのたまご」ってご存知でしょうか。
スーパーの卵コーナーの、だいたい上の方の端の方に、ちょっとお高い感じで鎮座している感じのあれです。これまでは、どうせ意識高い系とかが買うやつでしょ、味なんて変わらんから安いのでヘーキ、、、なんて思ってたわけですが、ここのところ、卵は「平飼い」と書いてあるものだけを買うようにしています。売ってなければ、卵は買わずに帰ってくるレベル。

「ケージ飼い」の非鶏道的な管理手法や、「平飼い」に取り組む養鶏家さんたちなどについては、それはもう専門のサイトや詳しいブログなんかがゴマンとあるのでご興味があれば調べていただくとして、ここではなぜ僕が「平飼い」に固執することに決めたか、を述べます。

去年から縁あって猫を一匹飼ってるんですが、以来、もちろんその子はとてもいい子でかわいいんですが、その子じゃなくても猫全般、いえ、小さきもの、弱きものへの溢れんばかりの慈愛の心とでも言うんでしょうか、満ち満ちておりまして、そんな時に「ケージ飼い」の記事を読んだものですから、なにかうちの子がこんな身動きも取れないような狭いケージに一生閉じ込められてたら、と我が事のように感じられまして、今さらながら問題意識を持つに至ったというわけです。

既に欧州や豪州、インドではケージ飼いは廃止、禁止されておりまして、動物愛護の観点からケージ飼いの禁止は今や世界的な潮流です。
ではなぜ日本では禁止されるどころか、未だなんの規制もないのでしょうか。それはこういう悪いやつが悪い政治家にお金を払って妨害しているからです。

元農相への贈賄で鶏卵大手元代表に有罪判決 東京地裁:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO76379480W1A001C2CE0000/

アキタフーズは業界2位。「きよら」出してるところですが、1位も3位も似たり寄ったりなことでしょう。なにせ日本は90%以上の養鶏場が未だケージ飼いです。
商売にとって「効率」の追求はとても大事なことですが、流行りのSDGからアニマルウェルフェアに至るまで、社会との関わり方に誠実さを求められる現代においては、「経済効率だけ」を求めるビジネスはもう存在しえません。つまり、カネカネカネカネ言ってる企業は悪徳企業、そこから献金もらって農水省の法制化に待ったをかける政治家は悪徳代議士、というわけです。

そんなわけで、「きよら」はもう買いません。これ以上悪徳企業の売上に貢献して「鶏どものハピネスなぞワシに関係あるかいな、文字通り金の卵じゃけん、ウェッハッハ」と高笑いさせたくないわけです。
多少利益率は落ちようとも、鶏(ニワトリ)さんたちの心地悪さを少しでも改善しようと奮闘している養鶏家さんたちの商品を買って応援したい。それも何十万円も出そうってんじゃありません。卵なんて買っても月に1パック、2パック、月に100円か200円多く出せば、そういう養鶏家さんたちを支援できるわけです。

これを読んでるあなたもあなたの愛する家族も、今度生まれ変わったら、写真のような身動き1つ取れないような狭隘なケージに一生閉じ込められて生きていくニワトリさんになってるかもしれません。
どうでしょう。みなさんも月に100円くらいで、この子たちを解放してやりませんか?

以上、ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。