Category Archives: POLITICS

立ち上がれ日本の飲食店オーナーたち!

  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  

緊急事態宣言が漸く解除されて尚、段階的などと言っている。否、段階的はいい。しかしなぜ夜10時までなのか。対策の本旨は「密を避ける」ことであるはずだ。密を解消するためには物理的、時空的な意味での分散が必要なのであって、3次元的な分散のみならず、時間軸においても分散を進めなければ意味がない。
仮に営業時間を1日1時間としてみよう。凄まじい行列と買い占めが起こるだろうことは自明だ。逆に営業時間を24時間としてみよう。感染を避けたい消費者は自ら空いている時間帯を考えて分散していくだろう。つまり、営業時間は分散するべきであって、集約するべきではないのだ。

「10時で閉まっちゃうから急いで9時に行かなくちゃ」と来店を急かすのと、「営業時間が伸びて深夜2時までやってるから、もうちょっと後で、空いてから行こう」と来店を抑制するのと、どちらが正しいかは明白だ。小池都知事、あなたこそが「密」を作り出している。
「8時まで」とされた緊急事態宣言発出期間中、その間違いに気づいてくれることを願っていたが、ここに至ってまだ「10時まで」などと言っているということは、「分散」の本義について、全く理解していないのだろう。営業時間は短縮するほど、顧客の滞在空間は過密する。

とまあ、行政がこのように明確な間違いをし続けてる以上、我々賢明なる事業者はそんな愚かな間違いに付き合う必要はない。幸いにして特に罰則もないようだから、営業時間の制限については皆無視して構わない。時間的分散の先駆者となろうぞ。
事業者に必要なのは「消毒」を徹底したり「1席ずつの間隔を空け」たり、はたまた「換気を良く」したり「お釣りなどをトレイで受け渡すようにして、直接の接触を減らす」ようにしたり、そう言った実のある対策をしっかり行うことである。顧客の来店を分散させるには、営業時間の延長はむしろ必須であると言える。

正直言って、今後、フードサービスの業界は非情に厳しい。凄まじい勢いでシュリンクしていくことでしょう。なにしろソーシャルディスタンスの拡大は、そのまま面積辺りの期待収益が減ることを意味します。
例えば「1席ずつ空けて座る」、つまり「4人テーブルに1人で座る」ようになれば、売上は1/4になる。これまでの「20万の家賃で200万売り上げてなんとか食える」という計算は成り立たなくなりました。成り立ったとしても今までのように「儲かる商売」、「うまい商売」ではなくなる。

経済の自律調整機能によれば、そのうち地代家賃も下落するでしょうが、そのスピードは「3か月売上が止まれば倒産してしまう」という我々事業者のスピード感に比べれば、非情に緩やかなものになるでしょうから、採算ラインに降りてくるまでおそらく耐えることはできません。
ですから過密業界は、資金の続くだろう極めて短期間の間に、中長期的に耐えうる業態、耐えうる業種に転換しなければなりません。その時間稼ぎをするためにも、今は少しでも売上があればいいはずです。しっかりと密を避けつつ、競合が閉店した後の深夜帯というブルーオーシャンに漕ぎ出そう。

役人どもは間違っている。罰則はない。なにを憚ることがありましょうか。自粛警察にいたずらされるかも?ひどいケースは既存の刑法で対応できるでしょうし、商店街単位などで交代で見回りしてもいい、失職した仲間を夜間警備員に雇って巡回させるのも互助の受け皿の1つにはなるでしょう。
自治体はこういうところに手を差し伸べるべきだし、警察当局にも協力を願いたい。ただただ耐える、ひたすら頑張るだけではインパールから我々はなにも学んでいないことになる。なにか自粛すること自体が目的になってはいまいか。自粛は密を避けるための単なる1手段にすぎないはずです。

もちろん、夜間開けたとしてもコロナ前のような客の入りはしばらくは、否、もう見込めないかもしれません。けれど時間と資金稼ぎにはなる。その間に店を改装し、メニューを改定することができます。「俺は昔ながらの定食屋がやりたいんだ」という我儘は、通用しません。
我々が生まれてからも時代の波に消えていった多くの牛乳屋さん、畳屋さん、お肉屋さん、魚屋さんたちも、同じ思いでいたことでしょう。ネットの隆盛によって新聞屋さんの火ももうすぐ消えようとしていますが、コロナを期に、飲食店もその仲間入りをしてしまう可能性が高いと思うのです。飲食店も飲食店である前に、一個の事業体なのですから、事業体は時代の変化と共に変化していかなければならないのです。

「いろいろと偉そうに書いてるけど、お前が夜型人間だから夜中にメシ食いたいだけだろう」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとだけです。
以上、よろしくお願いいたします。

かしこ。

 


  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •  
  •